本ページでは、行動分析および関係フレーム理論(RFT)・アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)に関連する理論的・概念的なキーワードを中心に、専門用語の解説を掲載しています。
臨床実践や研究、学習、またブログ記事を読み進める際の補助資料としてご活用ください。

用語集 | CBSコンサルティング

【あ行】

AARR(Arbitrarily Applicable Relational Responding/恣意的に適用可能な関係反応)
学習を通じて獲得される般化オペラントであり、恣意的な文脈制御の下で、相互的内包、複合的内包、刺激機能の変換といった特性を示す関係反応。この「関係づけ」というプロセスそのものは、一般に関係フレームづけとも呼ばれる。RFT(関係フレーム理論)では、こうした反応過程全体を動詞形で「AARRing」と表現することもある。
  
HDMLフレームワーク(Hyper-dimensional Multi-level)
関係フレーム理論(RFT)をさらに発展させた、新たな理論的モデルおよび分析枠組み。MDML(Multi-Dimensional multi-Level)フレームワークが提示した「多次元・多層的」な分析視点に、DAARREモデルが説明する「刺激機能の変換」という概念を統合することで構築された。これにより、HDMLは、より複雑で動的な人間の行動(AARR)を包括的に分析することが可能となり、言語や思考、自己概念といった心理的現象を、機能的文脈主義の観点から詳細に分析するための重要な理論的基盤となっている。
  
MDMLフレームワーク(Multi-dimensional Multi-level)
関係フレーム理論(RFT)を体系化し、人間の複雑な行動を分析するために構築された理論的モデルおよび分析的枠組み。本フレームワークは、〈相互的内包→複合的内包→関係ネットワークづけ→関係性関係づけ→関係ネットワーク関係づけ〉という5つの関係的発展レベル(関係の複雑さ)と、行動が示す一貫性・複雑性・派生性・柔軟性というAARRing の4次元を組み合わせ、計20の分析ユニットで行動をとらえる。これらの多層的・多次元的な視点により、言語や認知が絡み合った行動のダイナミクスの理解が可能となる。後にDAARREモデルと統合され、HDMLフレームワークへと発展した。

【か行】

関係フレーム理論(Relational Frame Theory:RFT)
人間の認知・言語活動をオペラント行動として捉え、それらを行動の原理に基づいて分析するための理論である。人間の認知・言語活動の中核にあるのは「刺激関係の派生」と呼ばれる現象であり、それは個人の経験的な学習の積み重ねによって形成されると考えられている。RFTは機能的文脈主義の立場から実証的な研究が積み重ねられ、ACT(Acceptance and Commitment Therapy)との連動の中で発展を続けており、現在では臨床分野における理論的基盤としても重要な位置を占めている。

【さ行】

相互的内包(Mutual Entailment)
関係フレーム理論で用いられる基本的な関係づけ。ある刺激 A と B のあいだに一方向の関係(A → B)が学習されると、文脈に応じて逆方向(B → A)も自動的に成立することを指す。

【た行】

 体験の回避(Experiential Avoidance)
不快な思考・感情・身体感覚・記憶などの私的体験に触れ続けることを嫌い、その内容・頻度・引き金となる状況を変えようとして取られる行動全般を指す。認知の回避や感情の回避もこの概念に含まれる。短期的には苦痛を和らげるものの、長期的には行動の幅を狭め、価値に沿った行動への前進を妨げやすい。ACT(Acceptance and Commitment Therapy)では、こうした回避パターンこそが多くの問題行動を維持する核心だと捉える。

【な行】

認知的フュージョン(Cognitive Fusion)
準備中

【は行】

般化オペラント(Generalized operant)
行動の具体的な形ではなく、その機能が共通する複数の行動がまとまり、ひとつのオペラントクラスとして働く現象を指す。強化されたことのある行動と同じ機能を果たす新しい行動が、自発的に現れるとき、そこに般化オペラントが形成されていると考えられる。関係フレーム理論(RFT)では、『関係づける』という反応クラスの般化が、核となる般化オペラントとされている。

【ま行】

マインドフルネス(Mindfulness)
準備中

【や行】

役に立つ(Workability)
準備中

【ら行】

ラポール
準備中

【わ行】

ワークライフバランス
準備中