今年のABAI (Association for Behavior Analysis International)46thはバーチャルで行われました。ABAIは、毎年この時期に行われますが、この時期、大学教員はとても動きにくい時期なので、しばらくご無沙汰していました。今年はvirtualで行われると知らせが来て、アメリカに行かなくても良いことに気づき、参加しました。

virtualの学会がどのように行われるのか、その実施方法にも興味がありました。レジストはしたものの、どのように参加するのか全く見当がつきませんでしたが、当日になるとカンファレンスに参加というボタンがHPに現れて、それをクリックするだけでした。実際の学会会場のようなエントランスがあって、ボタン一つでいろいろなセッションに参加できます。時差が13時間もあるので、アメリカの朝8時は日本の夜9時開始です。

いつもと同じように、事前に参加したいプログラムをチェックしてそれをアプリに入れて臨みます。何しろ、ABAIはとてもセッション数が多いので、キーワードで検索しないと参加したいプログラムが見つかりません。RFTとACT、VB辺りを中心にチェックしました。どんな感じで始まるのだろうと、ワクワクしてオープニングを待っていました。ライブの配信とビデオの配信を混ぜて、とてもスムーズに運営していました。オープニングは、司会はライプ、プレゼンテーターはビデオという感じでした。 

Virtual conferenceの良いところは、すべてのセッションが録画されているので、後で時間のあるときに見直しができるということで、リアルの学会にありがちなプログラムのバッティングを気にする必要がないという点です。もちろん、リアルタイムに参加すると、チャットで意見や質問や、ジョークを言い合ったりするのも楽しみですが。

初日はセッションにライブで参加してみました。どんな感じで運営されるのだろうという興味もあり、結局朝の5時まで参加していました。セッションに参加すると自動的に参加した時間がカウントされて、各種の資格のクレジットに計算されるようになっていました。また、プロフィールを登録したり、ポスターで質疑をしたり、資料をダウンロードしたりすると、それがポイントになって、ポイントに応じて賞金が出されていました。まさしく、行動分析ですね。 

ライブのセッションでは、途中スライドが見れなくなったり、画像が表示されなかったりといろいろなトラブルがありました。あるプレセンターは、スライドを共有するのを忘れて、スライドなしでずっと話していました。そういう場合、すぐにチャットで「スライド見えない」とかの発言があって、ディレクターが連絡したりしていました。それも面白いところです。チャットですぐにトラブルが書き込まれますが、技術スタッフが即座に対応していました。 

私も途中スライドが見れなくなることが何度かありましたが、どうもプラットホームの問題も多いようです。FirefoxかGoogle  Chromeが推奨されているので、Safariだと動かなくなる時も多々ありました。FirefoxやGoogle Chromeでもキャッシュをクリアしておくとスムーズになります。そういうアドバイスが技術スタッフからチャットに書き込まれていきます。私はABAIに合わせて、 WiFiではなく有線LANで接続していました。まずまず安定して参加することができました。[次の記事に続きます]

この記事を書いた人谷 晋二先生(立命館大学 総合心理学部)