オープニングセッションの後に、Yvonne Barnes-Holmes先生のinvited speechがありましたが、とても興味深いものでした。RFTの分析ユニットについての話でした。これはとても刺激的で、行動の変化のプロセスをRFTはどのように分析するのかというような話で、レスポンデント行動には刺激の対提示というプロセスの分析ユニットがあり、もちろんオペラントにはABCという随伴性というプロセスのユニットがある、ではRFTでは何なのかという話だと理解しました。

MDMLやHDMLの話を織り交ぜながら、言語や認知はとても複雑な行動であり、それを分析するユニットを考える必要があるという話です。そこで、Relating、Orienting、Evoking(ROE)という分析ユニットで分析するという提案でした、多分。つまり、ある環境の変化が関係づけに影響を与えているのか、刺激への Orientingに影響を与えているのか、そしてそれらは行動をevotingすることに影響を与えているのかを分析するということが、関係フレームのプロセスの分析ユニットだという話だったと思います。間違っていたらごめんなさい。

また、ラウンジも用意されていて、多くの参加者がいろいろなことを書き込んでいきます。私もちょくちょくラウンジに行っては適当なことを書き込んでいました。

さて、ACTやRFTはABAIではマイナーなトピックスです。記録を見るとABAIに参加したのは2013年以来で、その頃はACTやRFTはまだ???という感じでした。creative hopelessnessという単語が出てくると、すぐさま手が上がるような状態でした。今年は、ACTやRFTの研究はたくさん発表されていましたが、ほとんどは基礎的な報告が多く、ACTには6つのプロセスがあってねというような話が中心でしたが、いくつかの研究はACTやRFTをABAやBAとコネクトしていこうというとても力の入った研究でした。ABAIの発表は、院生が初めて発表するようなものやABAを提供している機関の報告から、cutting edgeな発表まで色々です。学生や実践家にはとても優しく、みんなコメントをしてます。見習わなくてはいけません。

Gifted or twice exceptionalという表現が頻繁に使われているのも興味深いところでした。Giftedというのは知的に飛び抜けた才能のある人たちのことを指すようで、twice exceptional (2E)というのは、特別な才能を持ちながら、情緒的、行動的なchallengeを持つ人のようです。

この記事を書いた人谷 晋二先生(立命館大学 総合心理学部)