前編は、国際学会ACBS16th(モントリオール開催)に参加してきましたからご覧ください。


Dianaに誘われて連れていかれたのはRobynのワークショップでした。このワークショップは、3時間のプログラムで途中参加は邪魔になるのですが、彼女に有無を言わせず連れていかれると、最後のロールプレイに参加させられました。一番難しいロールプレイでした。これはACTの6つのコアプロセスの全てを2分ごとに切り替えながらセラピーをするというロールプレイです。3人が1つのチームになって、オブザーバー、セラピスト、クライアント役をやります。オブザーバー役は6つのコアプロセスが書かれた6枚のカードを持ってセラピストの背後に立ちます。セラピストは2分ごとに切り替えられるそのカードの指示に従って、セラピーを展開します。RobynのWSはなんども受けているので、このロールプレイもやったことがあります。とても難しく、うまくできなかったことを覚えています。日本語でもうまくできるか自信はありません。

私の相手役は、なんとThomas Sabo(ACTのセラピストとして結構知られています)が勤めてくれることになりました。どうもDianaはSaboとワークをやっていたようでしたが、私をそこへ引っ張り込んだようです。彼女はさっさとオブザーバーをやると言って難しい役から逃げてしまいました。このワークでセラピスト役をやる自身はないので、Saboにクライアント役をやらせてもらうように頼みました。

ACBSのプレカンファレンスのWSでは、必ず、セラピスト役、クライアント役をするロールプレイがあります。そのため、私は3つくらいの事例をあらかじめ用意して参加します。事例の概要や、クライアントの表現などを英語で話せるように準備して参加します。実際、私が担当しているケースなので、それを他の人がどのようにセラピーをするのかをみることができます。それに加えて、クライアント役をやることで、これまで気がついていなかったことに気づくこともあります。ただ、これまでのロールプレイの体験では正直「この人うまいな」「負けたな」という体験はありませんでした。

しかし、Saboのセラピーには驚きました。こんなにスムーズに6つのプロセスを連動させ、クライアントに新しい視点を気づかせ、コミットメントで終わらせるとは。ちょっと感動ものでした。こんな手があったか、と驚きました。いやあ、すごいものを体験させてもらいました。Dianaに感謝です。