The Oxford Handbook of Acceptance and Commitment Therapyの第31章「行動分析の中でのACT」の紹介をします。この章では、応用行動分析学(ABA)を学ぶ人たちがもっとACTを使うようにするために書かれた章です。ACTは基本的に行動分析ですが、ABAの中ではあまり広がらずにCBTの中で広がってきました。10数年前のABAI(アメリカ行動分析学会)で、ACTやRFTの話をすると首を傾げられたものでした。ACTがABAの中で広がってこなかったのは、何が要因なのでしょう。ACTをABAの中で広めていくには、何が必要なのでしょう。この問題を扱っているのが、この章です。
著者のTarboxやSzaboのチャレンジは、ACTのミドルレベル・タームを行動分析の言葉に翻訳しようとしていることです。そうすることで、ACTの複雑なコンセプトを誤解されずに、技法を誤用されることなく、伝えることができると考えています。
ACTのミドル・レベルタームをABAに翻訳するとどうなるのか、興味深いと思いますので、この動画を手がかりに読んでみてください。
この章とは別に、「臨床行動分析とACT」が第5章に書かれていますので、併せて読んでみるとよいでしょう。第5章では、私的行動、とくに自己(Selfing)について詳細に書かれています。
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